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管理会社の担当者からはヤニの汚れによって、クロス貼替費用の負担請求があったのですが、その額が明らかに考えられる価格より高い費用を請求してきたため、友人は高すぎると抗議したそうです。そうするとその担当者は一定の価格まで下げてくれたようなのですが、後に担当者が不機嫌な態度で、これ以上値段交渉するようだったら家賃を追加で払ってもらうというような言い放ったそうです。
こんなこと言われたら誰だって怒りますよね。友人ももちろん怒り心頭です。後日その管理会社へ直接出向き、経緯を話すと管理会社からは家賃の追加はないと言われ平謝りされたそうですが、それでも怒りは収まっておらず現在も管理会社と交渉している状態です。
さて、専門的な話しをさせて頂きますが、クロスには耐用年数というものがあります。クロスに限らずどのような物でも使用して年数が経過していくと自然に劣化していきます。そして、年数が経過してしまうと価値がなくなってしまうのですが、国土交通省のガイドラインでは、クロスの耐用年数は6年とされています。
つまり、クロスを新しく貼り替えてから6年経過するとクロスの価値は1円となってしまいます。なので私の友人のように9年住んでいる場合はクロスの汚れは自然劣化と判断され、タバコのヤニの汚れがあったとしてもクロスの商品代については貸主で負担することとなります。
しかし、ここで注意しておかなければならないことは上記はあくまでもガイドライン上での話しとなり、実際のところで考えると貸主(管理会社)・借主双方との話し合いになります。一般的にはクロスの貼り替えに要する商品代は貸主(管理会社)、施工費・人件費などは借主で負担するケースです。これも必ずというわけではなく、現場ごとで対応していく必要があります。
最後に、管理会社の担当者の対応は業者としては一番やってはいけない対応です。私がその場に一緒にいたわけではないので何とも言えませんが、その担当者の態度がお客様には会社のイメージすら変えてしまうことになってしまいます。
このようなことでやっぱり不動産業者のイメージは良くないとか思われる方も出てくるかもしれませんが、このような業者は一部で多くの業者は誠実に対応してくますので安心して下さいね(笑)