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キクイムシとは文字で表すそのままなのですが、「木食い虫」と表現すると分かりやすかもしれません。
日本国内では「ヒラタキクイムシ」と言われる種類が住宅に被害をもたらすことが多いのですが、主に輸入木材の中についてきて木材内部に卵や幼虫が潜んだまま気づかず部材として利用されるため被害が出てしまうということなってしまいます。
そのため、住宅の新古問わず発生します。どちらかと言えば輸入材を利用して建築している築浅物件の方が発生しやすい環境にあるのかと個人的には考えています。
キクイムシは体長が3~8㎜と大変小さいため肉眼で見つけるのは大変な作業となります。
発生しているサインとしては床や家具にパラパラした木くずが落ちていたらキクイムシの可能性があると思って下さい。これが一番のポイントです。
キクイムシが発生してしまった場合の対処法としては殺虫剤を利用してキクイムシの開けた穴に向けて噴射します。ただ、一度噴射しただけでは効果は薄いので何度も噴射することが必要です。
もう一つの対処法として言われているのが熱処理です。キクイムシは熱に弱いとされていて50~60℃くらいで死滅すると言われているようなのですが実際住宅の部材や家具などに熱を加えるというのは難しいです。
キクイムシが発見できる時点では実際相当数のキクイムシが発生していると考えるべきです。そうなると個人で処理することが難しくなりますので、費用はかかりますが専門の業者を呼んで駆除してもらうことをオススメします。
キクイムシは発生してしまうと厄介な害虫です。上記でも述べましたが木くずが発生するのはキクイムシが穴を開けるためです。事前に卵が産みつけられているなど発見できれば処理は可能ですが、実際はかなり困難です。
そのためキクイムシの被害を抑えるためには異変に早く気付くこと!それに尽きると思います。