いまだに「物件の囲い込み」は行われている?

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2020年03月27日

いまだに「物件の囲い込み」は行われている?

以前、不動産業界の一部では「物件の囲い込み」という行為が横行しており、マスコミに取り上げられるなど問題となりました。
 

数年前に囲い込みを防止するルールが強化されたため、かなり減ってきていると感じますが完全になくなったのかというとそうとは言いきれません。
 

今日はこの「囲い込み」についてお話ししたいと思います。

囲い込みとは何?

不動産会社は売却活動している物件に買い手がついて無事取引が完了すると成功報酬として仲介手数料を売主・買主双方から頂くができます。これを「両手仲介」といいます。しかし、他の不動産会社から買い手が見つかって取引することも可能で、その場合、売却依頼を受けた不動産会社は売主から、買い手を付けてきた不動産会社は買い手側からそれぞれ仲介手数料を頂くことなります。これを「片手仲介」といいます。
 

業界では「両手」「片手」で話しが通用するのですが悪い不動産会社は、両手で仲介手数料を取得するために(その方が手数料が2倍になり得になるので)、本来業者間で流さないといけない情報を流さなかったり、情報が出ていて販売中にも関わらず商談中と言って他の不動産業者からの買い手に紹介させなかったりすることがあります。この行為を「囲い込み」といい、これは売却依頼をしている売主側にしても売却できていた可能性を逃すことになり許してはいけない行為です。

業者間の情報交換とは?

少し、話しが逸れますが、上記で物件情報は業者間で情報を流さないといけないと記載させて頂きましたが、どのように情報共有をするかといいますと「レインズ」というシステムがあり、そこでどの地域でどの物件がいくらで売られているとか、過去にいくらで成約したとかを見ることができるシステムです。これは媒介契約の種類によって登録方法が異なってきますので詳細は下記の一覧をご確認下さい。

囲い込みは「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」の締結の場合に多く見られます

話しを戻しますが、囲い込みは「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」を締結した場合に行われることが多いのです。理由としては
 

・売り出す不動産屋が1社のみのため。
 
・仲介手数料を両手で取得できる可能性が高いため。
 

などがあげられます。要するに自社だけで売却依頼を受けているので販売コントールしやすくなりますので独占してしまおうとなるのです。
 

「一般媒介契約」の場合は売主側が複数の不動産会社に売却依頼をすることが可能なため依頼したどこかの不動産会社が情報を出すため、囲い込みが起こる心配はないと思っておけばよいでしょう。

囲い込みは大手の仲介会社が多い!?

囲い込みについては、実は大手の不動産会社で行われていることが多いようです。大手は名前が知れていることもあり多くの買い希望客から問い合わせがきます。そのため物件を紹介しやすいということも一理あるのですが、営業ノルマを毎月のように課せられ自分のノルマ達成のためにだけしか動いていないような担当者もおり、絶対両手仲介して手数料を多くもらおうくらいしか考えていないのです。
 

もし、売却依頼をかけて1ヶ月間、他社からも全く反響がないという報告を受けるようであれば他の原因もあるかもしれませんが、囲い込みを疑うことを考えてもよいと思います。その場合は一度、他の不動産会社に相談してみることも必要かと思います

弊社はこれまで話しました囲い込みは一切行いません!!そして売却依頼を受けた物件は迅速に業者間で共有し販売活動に努めて参ります。
 

但し、どうしても広く情報を流してほしくないなど、ご要望がある場合でもご相談頂ければ臨機応変に対応致しますので、お気軽にご連絡下さい。

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